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AAV精製プロセスにクロマトグラフィーの清澄化を導入

ソルベンタムがどのようにしてエンドヌクレアーゼを含まないAAVライセートの清澄化ステップのモデルを開発したかをご覧ください。

研究室で協力する2人の科学者

プロセスをアップグレードするなら清澄化工程から

医療研究所:コンピューターでDNAやウイルスを分析する女性科学者の写真

アデノ随伴ウイルス(AAV)は、遺伝子治療のデリバリーのための主要なプラットフォームです。

 

しかし、清澄化のためにAAV溶解液のエンドヌクレアーゼ処理を行うと、500 Lバッチ当たり10万ドルものコストがかかることがあります1,2。また、プロセス開発は、各開発段階に合ったサイズの信頼できるソリューションを用いて合理化されたアプローチを採用することで、研究から生産までをより迅速に行うことができるかもしれません。

 

アクセシブルな治療法の実現に向け、革新的な清澄化ソリュ ーションがどのようにDNAの減少やAAVの回収を実現できるかを検討してみてはいかがでしょうか。 

 

References

1 Garima Thakur, Sheldon Mink, Hanne Bak, and Andrew D. Tustian, “Improving process efficiency to reduce cost-of-goods per dose in manufacturing of recombinant AAVs,” Cell & Gene Therapy Insights, 10, no.3 (2024): 479-499, DOI: 10.18609/cgti.2024.061. 

https://www.insights.bio/cell-and-gene-therapy-insights/journal/article/3192/Improving-process-efficiency-to-reduce-cost-of-goods-per-dose-in-manufacturing-of-recombinant-AAVsopens in a new tab

 

2 Garima Thakur, Sheldon Mink, Hanne Bak, and Andrew D. Tustian, “Single-use chromatographic clarification to eliminate endonuclease treatment in production of recombinant adeno-associated viral vectors,” Separation and Purification Technology, 2024, 128557, DOI: 10.1016/j.seppur.2024.128557. 

Single-use chromatographic clarification to eliminate endonuclease treatment in production of recombinant adeno-associated viral vectors - ScienceDirectopens in a new tab

モデルケースにおけるエンドヌクレアーゼフリーでのAAVの清澄化

ケーススタディの結果から、3M™ ハーベスト RCを使用することで、エンドヌクレアーゼを含まない効率的なプロセスが達成できる可能性が示唆されました。

 

アップストリーム工程を強化しながらモノクローナル抗体(mAb)の収率を向上させる効率的なオプションとして設計された3M™ ハーベスト RCは次世代の細胞除去および清澄化技術です。mAb清澄化プロセスにおいて、一次清澄化、二次清澄化、ガードメンブレン工程を置き換えることができます。

 

この技術をAAVプロセスに適用するため、3M™ ハーベスト RCについてエンドヌクレアーゼ処理の有無による使用を比較しました。ケーススタディの結果は以下の通りです:

  • エンドヌクレアーゼ処理の有無にかかわらず、同等のAAV回収率(90%以上)および濁度低減率(95%以上)であった。
  • ライセートの清澄化液中のDNA濃度(94%以上除去)と特性は、エンドヌクレアーゼの使用有無にかかわらず同等であった。
  • エンドヌクレアーゼを使用しないプロセスでは、バッチあたりのコストが全体的に低いと予測される。
  • ケーススタディで評価したスケールの異なる複数のHarvest RC製品において、同様のAAV回収率とDNA除去率であった。
3M™ ハーベスト RC ファミリーと 3M™ ハーベスト RC BT500。3M™ ハーベスト RCは、高細胞密度培養のための次世代細胞除去および清澄化技術です。このソリューションは、モノクローナル抗体(mAb)の収率を向上させる効率的なオプションとして設計されており、遠心分離機やデプスフィルトレーションユニットの工程を置き換えることで、アップストリームプロセスを簡素化します。

最近のケーススタディでは、様々なサイズの製品において、エンドヌクレアーゼ処理なしで平均のAAV回収率が90%を超えました

研究から各開発段階まで、一貫した性能が期待できます。3M™ ハーベスト RCを使用した試験結果では、ライセートのエンドヌクレアーゼ処理なしで、各製品スケールおよび多数のプロセス実行(ドット)において同様に高い平均AAV回収率(棒グラフ)が示されました。

平均AAV回収率

最近のケーススタディでは、様々な製品サイズにおいて、宿主細胞のDNAを平均94%以上除去しました

開発の各段階では、エンドヌクレアーゼを使用しない高性能なDAN除去が必要です。エンドヌクレアーゼを含まないAAV5ライセートプロセスにおいて、各サイズの3M™ ハーベストRCは94%以上のDNA除去を達成し、評価した最大サイズでは99%以上の除去を達成しました。

AAV清澄化のためのデプスフィルターソリューション

AAV溶解液の清澄化は、デプスフィルターでも達成できます。 この清澄化ソリューションは、多くのバイオ医薬品プロセスにとって依然として重要なオプションであり、ソルベンタムはお客様が必要とするデプスフィルターソリューションを提供しています。

カプセルをホルダーにセットするバイオプロセス技術者

School of Purification:

「School of Purification」は、バイオ医薬品製造の工程で細胞除去や精製に関する重要な知識を提供するために、当社のグローバルで活躍する専門家達が開発した教育プログラムです。様々なコンテンツやツールを提供しています。
 

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